butterfly76(40代男)の日々

40代男の仕事、お金、趣味、にまつわる日々

ドラゴン桜

こんんちは。

 

受験シーズンですね・・・

 

ってもうほとんど終わっているんですかね??

 

今年からセンター試験が廃止され大学入学共通テストっていうのに変わったんですよね。

 

そこで、というわけではないんですが、漫画「ドラゴン桜」を全巻読破しました。

 

 

ドラゴン桜(1) (モーニングコミックス)

ドラゴン桜(1) (モーニングコミックス)

 

 

 

10年以上前の作品でなぜ今なのか??・・・それは・・・よくわかりません!

 

もともと作者三田紀房の作品に興味があって「インベスターZ」「アルキメデスの大戦」・・・この二つしかしか読んでないんですが、、、常識を疑え、効率よく動け、など含蓄に富んだテーマが漫画という自分にとってわかり易い表現で描かれていてとても読んでいて勉強になる、そんな作品群です。

 

これまで活字だけのビジネス書や歴史書なんかで得られていた知識が漫画というまた違う表現でもきちんと知識として得ることができる、これはとても意義のあることだと思います。

文字がダメで漫画がいいということではもちろんなくて、知識の入り口として漫画の果たす役割は大きいなと・・・そこからさらに深い知識を得たいと思えばさらに情報量が多いメディアに触れていけばいいわけで・・

 

さて、前置きが長くなりましたが、作品の感想は・・・

 

やはり、高校時代、あるいは中学時代にこの漫画に出会っておきたかったなぁ~なんてありきたりな感想です。

もちろん、社会人になった今でも読んでいて前向きになれること請け合いですが、元大学受験生だった自分からするとやはり少なからず「ああぁこんな環境が自分にも訪れていたらなぁ~」なーなんて思ってしまいます・・・

 

物語の舞台は、お勉強が苦手な高校生が通う私立高校。経営破綻で倒産寸前のその高校に一人の弁護士がやってきます。その弁護士、桜木が自らの名声を上げるため、この高校の再建に乗り出します。

まずこの高校を進学校生まれ変わらそうと。

で、そのためにまずは東大の合格者を出す!という目標を打ち立てます。

この目標に名乗りでた二人の3年生。

この二人の生徒と桜木をはじめとする、個性的な教師たち、そして常識にとらわれた大人たち。

そんな人々が繰り広げる物語にはかなり具体的な勉強方法、あるいは受験テクニックが描かれています。

 

自分は一度目の大学受験では、いわゆるFラン大学に合格しただけで、納得いく結果は得られず、親に頼み一浪させてもらいました。

浪人生だった一年間は心を入れ替えて頑張ったつもりではあり、いまでも貴重な一年であったとは思います。結果は・・・中堅私立大学に合格することができたので、まぁ良かったんだろうとは思うものの、もっと頑張れたのかな?とふと思うことがない事もないわけです。もちろん勉強しているときは必死だったんですが、もっと違うやり方、効率的なやり方があったんだろうことは確かにあると思います。

漫画の中でも描かれていましたが「正しい方向に向かって努力する」それがつまり効率的に頑張ることなんですよね・・・効率的にやれば同じ時間でも得られる量は違うわけで。。。それはもちろん仕事とか普段の生活にも繋がる大切な能力になっていくわけですよね。

そのうえで、「環境を肯定し、あるものを利用し尽くせ」「大学受験は情報戦である」などの知識が生かされてくるわけですよね。

 

登場人物の色々な言葉が印象に残っていてツイッターでも書いたんですが、その中で社会人を経験したのちに苦学の末、東大に合格した本田という家庭教師の言葉

「情報に触れた時一番大事なのは決して損をしないこと 信じたいものだけ信じる これでは何も得られない 何一つ進歩しない 逆に信じたくないものを知る 本当の利益はそこにあるのよ」

社会人時代に会社の倒産というつらい経験を糧としているからこその言葉。この言葉に触れて漫画の登場人物だけでなく読者である我々こそが何を学ぶべきかなのでしょう・・・

「愚者は経験から学び、賢者は歴史から学ぶ」つまり他人の経験からもきちんと学び取れる人こそが強いのかもしれません。

「常識にとらわれない」「客観的に物事をみて、己のとるべき行動を判断する」

ホント環境に文句言っていても仕方ないもんね。それよりも今自分ができることをきちんとやり続けていく、しかも正しく効率的なやり方で!これができていればまぁ人生そんなに間違った方向へは行かないのではないかな~なんて思うけど、こんな当たり前なことが当たり前にできないのも人間なわけで、、、

そー考えるとまた頭が痛くなりそうなのでこの辺で。。。

 

それにしても受験というある意味平凡なテーマをここまでエンタテイメントに仕上げるにはそれなりの情報の整理が必要だったはず。それをやってのけたわけですから、その後のこの作品の爆発的な人気に納得しないわけにはいかないですね。

 

この作品には続編があって4月からドラマにもなるみたいですね!

 

それでは今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました。