butterfly76(40代男)の日々

40代男の仕事、お金、趣味、にまつわる日々

エヴァンゲリオンその1

こんにちは。

 

ドンピシャ世代なんですよね「エヴァンゲリオン

 

95年放映当時は浪人生だったので全く存在自体知らなかったのですが、当時愛聴していたABCラジオの「アシッド映画館」という番組内でエライ熱く語っているなーと

「主人公の少年はアムロレイをもっとヒドくしたフニャ男なんですわぁ!」・・・フニャ男って・・・

 

で、高校時代MBS深夜に放送していた「ヒーローは眠らない」って枠で数週間にわたり初代ガンダムが一挙放映という今でいう神回??があって、それを友達がすべて録画するという高校3年間最初で最後のファインプレーの賜物であるVHS(DVDではなく・・・)を借りて初めてきちんとガンダムを最初から最後まで見て、やはりハマってしまった自分としてはこれはもう見るしかないなと。。。。

 

で、で、ようやく花の大学生になり早速借りに行こう!としたら愛用していたツタヤ心斎橋店は閉店していて、近くの小さなレンタルビデオ店では各巻1~2本ずつくらいしか置いておらず、そんなもん地元の暇なヤンキーどもの独壇場ですべて貸し出し中、、、しかたなく心斎橋店亡き後、その存在を引き継いだ天王寺にできたツタヤあべの橋店まで足を延ばすことに。。。まぁ自分も暇な大学生だったわけですが。。。さすがにツタヤの旗艦店舗、品ぞろえが半端なかったです。心斎橋店もなかなかの品そろえで1~3階まであって、3階はアニメ専用フロアでした。ここでも「ふしぎの海のナディア」レンタルして一気見したな~。

あ、あべの橋店でしたね、、、ここはワンフロアだけでしたがとにかくだだぴっろかった!。。。ってことくらいしか覚えていないけれど、さすがにエヴァも各10本くらい用意してくれていて何とか1~3くらいはGETしてようやく見ることができました。ここでもDVDではなくVHSでした。DVDが広く普及しだしたのって実は2000年頃からですよね。。。

 

そんで感想はそりゃ面白かったですよ、内向的な少年、その少年にかまわざるを得ない周りの大人たち、子供たち。。。超受け身でも周りの人たちがこれだけ構ってくれる(しかも構ってくれるのが美人ばっかり!)、ここまでやってくれたらそりゃ「逃げちゃダメ」だよな、なんて、、、念願の大学生になったものの超受け身で誰から構ってもらえずにいた現実で悪戦苦闘していた自分にとってはまさに逃げ込む虚構としてはぴったしだったのかもしれません。。。そういえば自転車であべの橋店へ通う途中、よく日本橋をあてもなくぶらぶらしてなんかいろんな店をほっつき歩いていました。中古CD、中古本、プラモデル、家電、エロ、超受け身だった人間にはなかなか魅力的な町だったのかもしれません。。。あとエヴァの最初のころって学園モノとしても楽しめましたよね。

 

そんな感じでハマったエヴァでしたが、何となくフェードアウトしていって最後まで見ることはなかったんです。

なぜか??

なんか物語が進むにつれて学園モノのライトな感じがなくなってインに入っていきませんでした??あれがいいんだよ!という人もいたんでしょうけど当時実家で見ていた自分にはなんかのめり込めなくなっていったんですよね、、、なんでしょう。。。

あと、さすがのあべの橋店でも当時社会現象と化していたエヴァの需要を満たすことはできず、いつ行ってもレンタル中、大阪中のオタクの餌食とされ、まだ孫さんの頭もきっとふさふさだっただろうし、ホリエモンも東大で麻雀三昧だった当時、ネット配信なんてそれこそエヴァでも描かれていないような絵空事、物理的に見ることができなくなっていたんですよね・・・

で、超受け身だった自分にもなんとか構ったり構われたりする現実世界が出来上がってきてそれで、エヴァという逃げ込む装置が必要なくなったのかもしれません。そういえば日本橋にも行くことなくなって、梅田とかアメ村とか行くようになっていました。。。。ここが分かれ道なんでしょうね、あのままエヴァにはまっていて日本橋の住人にでもなっていればもう少しクリエイティブな人間になれていたのかなぁ、それとも・・・逃げちゃダメなんだけど、逃げ込んでほしい、でもそのままそこにいてもらわれても困る、それが当時エヴァが若者たちに与えたメッセージだったのかもね。

 

それでも一応当時おしゃれ雑誌なんかにエヴァが特集されてたりもしてファッションとしての浸透も半端なかったんで映画は全部フォローしていました。映画版の便利なところはTV版見ていなくてもきちんとまたそこを土台にしつつ一から物語を作り直したところですよね、うまいというか、制作者側もTV版は不本意だったのでしょうね。ただTV版に中途半端に参加していた自分は少し混乱しましたが。

 

そんなこんなで20数年。

過去の輝かしい??逃げてはダメだったあの頃を振り返るブームが来ている40代半ば。

あの頃見た映画をまた見直すことが増えた今日この頃「そうだエヴァを見よう!」と思い立ち、TV版をまた一から今度は全部見る「逃げちゃダメ」なんだと「逃げるは恥だが役に立つ」の新年スペシャル版がムズキュン要素が少なく虚無感を抱いていた自分はまた現在もはや絶滅危惧種に認定されそうなツタヤに行くのであった・・・

 

つづく。。。「さーて次回もサービスサービス!」

 

 

使徒、襲来

使徒、襲来

  • 発売日: 2016/04/29
  • メディア: Prime Video